読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

今日死ぬかもを地でいくスタイル

幼稚園の頃から、突然倒れることがあった。

 

「けんけんぱ」してたら、突然地面が近くなって。

気付いたら職員室のベッドで横になっていた。

 

そんなことが幼い頃からよくあった。

 

小学校のとき、サッカーでゴールを決めて、すごく嬉しくて、誰にこのこと言おうかな?と考えてたら、また地面が近くなった。

 

ぼーっとした視界に色んな大人が覗き込んでくる。

口の中には砂のジャリジャリした感じと、血の味が少しする。

 

「また倒れたんだな。」

 

驚くほど冷静に、状況を把握して落ち着いたふりをしながら救急車に運ばれる。

 

病院で検査をした。

拷問台みたいな机に縛り付けられて、ぐるぐる回されて、変な薬も飲んだ。

 

心臓に遺伝性の病気があるらしい。

しかも、突然死するかもっていう、おっかなすぎるやつだ。

 

その病名を小学生の時から抱えて生きてきた。

 

次はいつ倒れる?

倒れたら死ぬのかな。

 

そんなことが毎日グルグルして、

今思えばパニック障害のような症状に悩まされ、

倒れたときをフラッシュバックさせるものに出会うとすぐにとてつもない不安が襲ってくる。現実が現実でないような、第三者の視点から今を見ているようなあの感じ。

でも、そのことを誰にもうまく伝えられず。

 

こんな変なことが起きるのは自分だけなんだとしか思えず。

 

周りの普通の人たちが、すごく特別に見えて、

普通じゃない自分はこの先どうなるんだろうと、小学生なりに悩み抜いて。

 

そんなことを、26年繰り返してきた。

 

そして今自分に残ってるのは、

この病気のおかげで、毎日「今日死ぬかも」って考えて生きるようになった。

っていう、謎の感謝の境地。仏か!

 

そしたら、ちょっと嫌なこととかで頭を悩ませる時間も無駄だ。

今日死ぬかもしれないなら、好きなこと、やりたいことやってみよう。

 

そんな風に思えるようになった。

 

ひとは生活の中で何かに希望を見つけて生きている。

その希望は、千差万別。

でも、なんでもいいってわけじゃない。

人を殺すのが、生きる希望になってはいけない。

 

何に希望を見出すかというのは、よりよく生きるうえで、とても大切な命題だ。

 

今悩んで、この先どうなるか分からない不安でいっぱいのあなたにも、ポジティブな希望が必ずある。

 

どうか心を腐らせないで、あなたの希望を見つけて、好きなことで生きてほしい。